アパレル店員だからわかる! 困ってしまうお客さまあるある Vol.1
こんにちは!アパレル・食品販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
アパレルショップには日々たくさんの来客があり、客層やタイプも千差万別。
おだやかでやさしいお客さまがいたと思えば、対応に困ってしまう場合もありますよね。
今回は、アパレル販売員が経験した『ちょっと困ってしまうお客さまあるある』をご紹介しましょう。
声をかけても無視される
これはほとんどのアパレル店員が経験しているかと思いますが、そのたびに悲しい気持ちになってしまいます。
ですが、店長クラスやキャリアの長い販売員は経験値に応じて慣れていくもの。
無視されても、目線すら合わせてくれなかったりしても、気持ちが揺らぐことなくお客さまのペースに合わせて対応しています。
店内を歩くスピードが異常に速い!
接客されたくないお客さまは、必要以上に早歩きをする傾向が。
そして、表情は少し怒っているように見えるか無表情の方が多いようですね。
声をかける隙を作らないようにしているのがその理由のようですが、店員を意識しすぎて思うように商品が見られないのではないかと心配になってしまいます。
そんなときはお客さまとの距離を広くとり、警戒心なく見られる配慮を心がけたいですね。
商品を見るスピードがゆっくりすぎる
早歩きとは反対に、一つひとつの商品をじっくりと見ているときも対応に困ってしまうもの。
商品をながめる→手にとってじっくりと見る→鏡にあててずっと見ている→ゆっくりと商品を戻して次の商品をゆっくりとながめる
うなずきながら説明を聞いてくれるときはまだ救われますが、無反応のまま繰り返していると、接客や商品説明をするべきかを考えてしまうのです。
必要以上に商品を散らかす
グループや友だち連れで来店される方のなかには、「あ~店内がめちゃくちゃに(泣)」と思うくらいに散らかすお客さまも。
あれこれと商品を広げて元の位置に戻さない、棚にある商品を下から掘り起こすように崩しながら見る、ラックにかかっている商品を乱暴に引っ張りながら見ているなど。
販売員はフリーズして、呆然と立ちつくすのみ。
このようなときは顔色を変えず、ゆっくりとていねいに商品を整えてください。
可能性は低いですが、商品を大切に扱っているスタッフに気付いてくれることを祈りながら……。
飲食しながら店内を歩く
コロナ禍以降はこういったケースは少なくなりましたが、今後も見かけることがあるかと思います。
食べものや飲みものがこぼれると、店内商品やほかのお客さまの衣服も汚してしまいます。
こういう場合は、「お客さま恐れ入ります。店内でのご飲食はできないことになっておりますので、ご飲食が済んでからお越しいただけますでしょうか」と、ていねいに伝えましょう。
そして、店外に出られたときは「申し訳ございません。ありがとうございます」といったフォローも忘れずに。
話がしたくて来店する
何度かお店に来てくれているので、あいさつを交わして対応するけれど、服は見ずに話だけして帰るお客さまもめずらしくありません。
ごくたまに短時間であれば問題ありませんが、長時間にわたって話し込むなど、エスカレートしそうなときは要注意。
「ちょっとすみません」とやさしく伝えてから少しだけ作業をしたり、「お話し中にすみません。○○さんちょっといいでしょうか」など、自分に用事があるという設定でほかのスタッフに声をかけてもらいます。
これらを繰り返すことで、だいたいの方は話を切り上げてくれるでしょう。
試着室に勝手に入る
ファストファッションショップでは当たり前のことですが、対面接客のアパレルショップでは困ってしまいます。
試着室のドアやカーテンが閉まっているので不思議に思ったら、中に人が入っている様子。
こういった場合は、「お客さま、サイズ違いなどが必要でしたらお持ちしますのでお声がけくださいね」など、差しさわりのない言葉で声をかけるのがおすすめです。
声がけをすることで、接客させていただくことが伝わると同時に盗難防止にもつながります。
お金をおろしに行って戻ってこない
この事例も経験している販売員は、意外と多いのではないでしょうか。
その接客が比較的短時間で完結した場合は、「戻ってこないみたいだから商品は店頭に戻そう」と思うくらいですが、1~2時間かけて接客したときは愕然としてしまいます。
なかには、「時間がなくなってしまったので、明日取りに行きます」と電話連絡を入れてくれる方も。
お店や販売員への対応は、お客さまによって大きな差があるのですね。
対応策は『冷静に』
アパレル販売員のみなさんは、「あるある!」・「いるよね~!」と思いながら読まれたのではないでしょうか。
思わずぎょっとしてしまうこともあるかもしれませんが、『常に冷静に』が一番の対応策。
後輩スタッフが困っているときはフォローを、ひとりで対処できないときはチームプレーで。
そして、「こういうこともあるよね(苦笑)」くらいの気持ちでいるのが、難関を乗り切るコツなのかもしれません。
- 最新情報
- 高時給!短期のお仕事