アパレルショップ店員に聞く 一日のスケジュールと仕事内容(後半)
こんにちは!アパレル・食品販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
アパレル販売員をめざしている方はとくに、一日の流れや業務について知っておきたいですよね。
そこで今回は、アパレルショップの一日のスケジュールと仕事内容を引き続き解説しますので、前回のブログとあわせて読み進めてくださいね。
前回のブログ
<アパレルショップ店員に聞く一日のスケジュールと仕事内容(前半)>
昼休憩・夕方休憩
アパレルショップ勤務には、昼と夕方のそれぞれに休憩時間がもうけられています。
休憩時間配分はショップやメーカーによって異なりますが、昼休憩1時間、夕方休憩30分とするところが多いようです。
ほとんどの商業施設では従業員専用の休憩室が設置され、百貨店においては従業員食堂も完備されています。
従業員の多くは従業員食堂と休憩室を利用していますが、ときには近隣のカフェまで足を延ばすなど、その時々の気分や状況に応じて休憩場所を変えるスタッフも。
納品処理
納品のタイミングはシーズンや時期によって変動しますが、週に1~2回ほど納品処理を行います。
お店に届いたダンボールを開封したら、まずは検品作業から。
同胞の納品伝票と実際に入っている商品を照らし合わせて、品番とサイズ、カラーそれぞれの枚数を確認したら、店頭出し分とストック分を仕分けしていきます。
ハンガーがけ商品はハンギング、棚もの商品はたたんで所定の位置に。
ハンギングとたたみの選別、陳列場所などは、店長の指示に従って進めましょう。
返品処理
返品処理を行うのも時期によって異なりますが、大きな返品作業は月に1~2回、系列店への商品移動は週に1~2回ほどといったイメージです。
系列店への商品移動は、各店舗の売れ筋商品を交換してそれぞれの売り上げアップを目的としています。
月に1~2回の返品作業は、販売期間が終了した商品を本部倉庫に戻すために実施。
各店舗から返送された商品は、再度仕分けされてアウトレットショップへと郵送されます。
このように商品の入れ替えを定期的に行うことで、常に新しい商品展開とストックルームスペースの効率化を維持しているのですね。
ディスプレイとレイアウト
日々の売り上げを左右するのが、ディスプレイとレイアウト。
ディスプレイは通路を歩くお客さまの目に留まり、レイアウトは売れ筋商品づくりに大きく影響します。
どちらも本部から送られてくる指示書を参考に作業を進めますが、お店の客層も考慮しながら調整するのがベスト。
場合によっては商業施設のイベントに合わせることもあるため、打ち出しアイテムやテイスト、カラーなどは本部と店舗、館との兼ね合いを図りましょう。
商品の魅力をいかにして引き出すかは、ディスプレイとレイアウトにかかっているといっても過言ではありません。
接客販売
接客販売は、その日の売り上げに直結する重要性の高い業務です。
展開する商品と客層、ニーズに合わせて、柔軟に対応できる接客が理想的。
ファーストアプローチ→セカンドアプローチ→ニーズチェック→商品提案→
商品説明→商品の絞り込み→試着→説明と問いかけ→コーディネート提案→
クロージング→レジ会計→お見送り
が一連の流れとなりますが、合間には雑談や日常会話を入れ込みつつ接客を進めていきます。
「セカンドアプローチのあとはニーズチェックをしなくちゃ!」など、接客のプロセスにとらわれるのではなく、「お客さまが探している商品を見つけてあげよう」という意識がスムーズな接客のコツ。
また、テンポのよい接客とじっくりと時間をかけた接客など、お客さまのタイプに合わせたスピードコントロールも視野に入れて。
レジ締め
遅番スタッフが必ず行う閉店業務がレジ締め。
店長やサブ店長主体で進めますが、百貨店の集合レジシステムではレジ締め作業はありません。
まずは日計レシートを出して、現金売上高と釣り銭金額を確認します。
現金売上高と釣り銭が合っていたら、クレジット伝票をまとめて、店舗控えとクレジット会社控えとを分けて所定の場所に。
万が一現金売上高と釣り銭が合わない場合は、レシートとタグを照らし合わせてレジの打ち間違いなどをチェックします。
また、会計時に外したタグ枚数とレジの販売枚数を照らし合わせたり、タグの入力ミスなども確認。
一連のレジ締め作業が終わったら、売上金の納金→釣り銭を保管金庫に収納します。
レジ締め時の集計表記入は当日中に、日々の売り上げと在庫管理にまつわる集計は翌日の早番スタッフが担当するといった流れが一般的です。
業務のすべてが売り上げにつながります
業務の順序はその日の状況やシフトなどによって変動したり、それぞれの業務に付随する作業もありますが、アパレル販売員はこういった仕事をこなしています。
売り上げづくりに欠かせない仕事=『接客』というイメージが強いと思いますが、売れる接客の実現はディスプレイやレイアウト、納返品業務、清掃作業など、さまざまな業務があるからこそなのですね。
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