2月は売れない? コロナ禍と閑散期を乗り切るアパレル販売戦略
こんにちは!アパレル・食品販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
2月と8月が閑散期といわれているのは、知っている方も多いかと思いますが、その理由はご存知でしょうか。
今回は、閑散期とされる理由を説明しながら、コロナ禍もふまえた販売戦略を具体的に解説していきますので、アパレルショップの新たな販促方法の参考にしてください。
閑散期とは?
『閑散期』は2月と8月をさし、集客数と売り上げが落ち込みやすい時期として『ニッパチ』という代名詞があるほど。
それはアパレル業界だけではなく、あらゆる業種に当てはまり、閑散期を乗り切るための施策が必須となります。
2月が売れないといわれる理由
2月が売れないといわれるには、年末年始の出費が大きく関係しています。
12月はクリスマスや忘年会、お歳暮の準備、1月は正月や新年会もあり、年末年始休暇で旅行に出かける人も多くなるもの。
そして1月といえば、初売りセールが全国的に開催されます。
バーゲンセールで冬物衣料をたくさん買い込み、気温が低い2月は春物を購入する気持ちになりにくいというのが現状です。
年末年始の恒例行事に加え、冬のバーゲンセールの反動を受けるアパレルショップは、閑散期の低迷率が拡大しやすいといえるでしょう。
コロナ禍に必要な戦略
2021年は2020年から続くコロナ禍も大きく影響しています。
外出自粛要請や営業時間短縮など、そのあおりを受けているのは実店舗のアパレルショップ。
同じアパレルショップでもオンラインで運営しているところは、時間帯や場所を問わず買いものができることもあり、売り上げを伸ばしているメーカーも見受けられます。
外出する機会が激減するコロナ禍においてアパレル製品を売るには、従来とは異なる販売戦略があるからこそ。
このあとは、コロナ禍でも売り上げを伸ばすために必要な販促方法や販売戦略について解説しましょう。
アパレル販売員によるコーディネート投稿
リアル店舗のメリットといえば、お店の商品を実際に身につけているスタッフを見られる=商品イメージがわかりやすいことがあげられます。
このメリットはとてもシンプルですが、お客さまの購買意欲に大きな効果をもたらすのです。
ショップスタッフが商品やサンプルを着用して、SNSツールやメーカー独自のシステムから投稿し、オンラインショップのサイトへと紐づけます。
また、コーディネートや商品画像を見たお客さまからの質問やコメントをもとに、オンライン接客を行うことで購入前の不安や疑問を取り除き、購入にいたるまでの意思決定の後押しに。
この方法であれば、ショップスタッフのコーディネート画像から売れた売り上げ=リアル店舗の実績として計上できます。
実店舗で買いたくなる企画を
先に解説したSNS経由のコーディネート投稿やオンライン接客は継続しつつ、実店舗に足を運びたくなる企画も並行して実施してください。
最適な内容はブランドや客層などによって異なりますが、「やっぱりリアル店舗で買いものがしたい!」と思っていただける企画を考えたいですよね。
その具体例は、このあといくつか紹介していきます。
実店舗独自のプレゼント企画
ひとりでも多くのお客さまにご来店いただき買い上げにつなげるには、お店で購入された方のみが受け取れるプレゼント企画がおすすめです。
・タイプ別 おすすめコーディネート冊子
カジュアルやフェミニン、スタイリッシュなど、それぞれのタイプにおすすめのコーディネート写真を載せた冊子やフライヤーのプレゼントを。
ブランドによっては、きれいめやシンプル、定番といったスタンダードなタイプ分けもよいでしょう。
・オリジナルノベルティ
アパレルショップのオリジナルノベルティは定番的なプレゼント企画ですが、その反響は安定的で売り上げにも直結しやすい販促方法。
ロゴ入りポーチやエコバッグ、キーホルダー、ハンドミラーなど、おしゃれ好きなお客さまによろこばれるオリジナルグッズがベストです。
コーディネート投稿や冊子と連動したディスプレイ
販売員のコーディネート投稿をチェックしたお客さまのなかには、実際に商品が見たくなる方もいらっしゃいます。
それを見越したうえで、お店のディスプレイやスタッフの店頭着用にも同じコーディネートを採用しましょう。
気になるコーディネートを実際に目にすることで、購買意欲がさらに高まります。
そして、実店舗で購入したお客さまにはノベルティがプレゼントされるとなれば、その購買意欲はより高くなるに違いありません。
スタッフ全員で取り組める戦略がマスト!
今回のブログでご紹介した販売戦略や販促方法は、本部発信ではなくお店の販売員が実践するところがポイント。
実際にコーディネート提案ができるショップスタッフは、身近で親近感のもてる存在。
そんな存在価値の高いスタッフが全員で取り組める戦略こそが、高い効果を見込めるのです。
みなさんもぜひ、お客さまに心からよろこんでいただける販促方法を積極的に実践してくださいね!
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