アパレルショップに必須 冬セール中の万引き等の盗難防止策
こんにちは!アパレル・食品販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
アパレルショップの冬セールは、新春の初売りを兼ねて開催するところも多く、年間でもっとも多くのお客さまが来店します。
そして、たくさんの来店客でにぎわう時期はとくに、万引きなどの盗難被害に気を付けなければいけません。
そこで今回は、アパレルショップの冬セールで必ず実践したい『盗難防止策』を解説したいと思います。
万引など盗難目的の来店に気を付けて
アパレルショップで起きる盗難被害のほとんどは、盗難目的で現れた常習犯によるものと考えておきましょう。
盗難は偶然ではなく、はじめから盗難するつもりで店に入り込み、タイミングを見計らって行われているのです。
また、お客さまの手荷物を狙う置き引きにも気を付けて!
盗難常習犯は下見をしています
セール時期に現れる盗難常習犯は事前に下見をして、盗難しやすいお店をチェックしています。
そして、狙われやすいお店にはいくつかの共通点が。
・店内が広く死角が多い
・従業員数が極端に少ない
・出入り口が複数箇所ある
・商品量が多い
・商品整理ができていない
・入店客数が多く、比較的いつもにぎわっている
・スタッフ同士がおしゃべりに夢中で来店客に気付かない
これらに当てはまる項目が多ければ多いほど、盗難被害が起こる可能性が高くなってしまいます。
防犯カメラは目立つ場所に
防犯カメラはお店の入り口や試着室周辺など、あえて目立つ場所に設置しましょう。
なぜなら、防犯カメラの存在に気付いた盗難犯はお店に入ることを諦める可能性が高くなるため。
ダミーでも同様の効果が得られます。
また、レジカウンターから死角になるスペースにも設置したいところ。
すべての来店客にあいさつを
あいさつは、入店されたすべてのお客さまに。
あいさつをすることで、『あなたの存在に気付いています』ということを伝えられます。
盗難犯は自分の存在を知られたくないため、この時点で犯行を諦める確率が高くなるのです。
あいさつは必ずアイコンタクトで
これは、『お店のスタッフと目を合う=顔を覚えられたかもしれない』と、相手に思わせるのがポイント。
アイコンタクトを意識したあいさつは、存在に気付いていることをさらにアピールできます。
また、セカンドアプローチや商品説明など、接客に必要なプロセスを利用したアピールにもつなげられるといった理由も。
お客さまを放置しない
接客を受けずに店内を見ているお客さまには、時おり声をかけるのが大切。
声がけによって、『このお店はお客さんを放置しません』というアピールにつながります。
滞在時間が長い場合は、少し離れたところで商品整理をしながら見守りましょう。
接客や作業に夢中になりすぎない
接客中や作業中でも、時おり顔を上げて店内の状況を把握する習慣を身につけてください。
まわりに目線を配るだけで、盗難被害が起こる確率が大幅に軽減できます。
顔を上げるタイミングは、10秒に1回のペースがベストです。
ひとりのときは作業をしない
店内にお客さまがいないときは、ひとり体制でも作業を進めたくなりますが、原則として接客以外の業務は避けてください。
これを意識して実践するだけでも、ほんの一瞬の間に起こりがちな盗難を未然に防げます。
どうしても作業をしなくてはいけない場合は、店内が見渡せるスペースで行って。
試着枚数を確認する
セール期間中はとくに、たくさんの商品を試着室に持ち込む人が増える傾向にありますが、この行為を見過ごしてしまうと、必ずといっていいほど盗難被害が発生してしまいます。
お客さまがフィッティングルーム入る際は、試着枚数を確認し、試着後も商品枚数に相違がないかを確認してください。
場合によっては試着枚数を制限したり、専任のフィッティングルーム担当を設けることも必要。
また、試着待ち人数や試着枚数をチェックしたり、順番待ちのお客さまに番号札を渡すといった管理方法もおすすめです。
こんな人は要注意
盗難の常習犯にはいくつかの特徴があります。
こんな人を見かけたら、さりげなく行動を把握してください。
・空のエコバッグを持っている
・スタッフの目を気やたらと気にしている
・声をかけても無表情
・複数枚の商品を持ち歩く
・複数人で来店して個々に分かれて店内を見ている
店内が混みだしたら連携プレーを
盗難常習犯は混んでいるタイミングにめがけて入ってきます。
店内が混みだしたら、挙動不審な人がいないか、各商品の陳列場所や枚数、展開カラーに変化がないかなど、スタッフ間で共有しながら業務を進めてくださいね。
盗難は未然に防げます
盗難が起きやすい条件を理解できたら、盗難防止に有効な策をできる限り実践!
万全を期すことで、不用意なイレギュラーに時間をとられることもなくなり、なによりもアパレルショップの財産でもある商品を守ることができます。
盗難が起きるか否かは、スタッフ一人ひとりの意識と行動が大きく関係することを念頭に置いて、2020年冬のバーゲンセールを成功させてくださいね。
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