アパレル、食品販売のマネキン紹介所、求人、派遣、人材紹介 東商

HOME登録場所

電話で登録予約 WEB登録
TOSHOブログ
content_bg

アパレルのセール時期はいつからいつまで?年間のスケジュールと販売員の動きを徹底解説

アパレル業界のセールカレンダー

アパレル業界で働くことを目指す方にとって、セールの時期を把握しておくことは非常に重要です。

一年の中で最も活気があり、お客様との接点が増えるこの時期は、販売員としてのスキルを磨く絶好のチャンスでもあります。

この記事では、年間のセールスケジュールやその特徴、そして販売員として知っておくべき心構えについて、詳しく解説していきます。

アパレル業界における二大セールとは

アパレル業界には、一年を通して様々なイベントがありますが、中でも「夏セール」と「冬セール」は二大イベントとして位置づけられています。

これらは単に商品を安く売るだけの期間ではありません。ブランドやショップにとっては、シーズンの在庫を一掃し、次のシーズンに向けた準備をするための重要な転換点となります。

また、お客様にとっても、欲しかったアイテムをお得に手に入れることができる待ちに待ったイベントです。

販売員として働く皆さんにとっては、この時期はまさに繁忙期のピークとなります。

普段よりも多くのお客様が来店され、店内は熱気に包まれます。

忙しさに圧倒されることもあるかもしれませんが、それ以上の達成感やチームワークを感じることができる貴重な時間でもあります。

まずは、この二大セールの基本的なスケジュールと特徴を理解していきましょう。

夏セールの開催時期と特徴

夏セールは、一般的に6月下旬から7月中旬にかけてスタートします。

この時期は気温が上がり始め、本格的な夏を迎えるタイミングです。

お客様は、これからすぐに使えるTシャツやサンダル、薄手のワンピースなどを求めて来店されます。

以前は7月1日に一斉スタートというケースが多く見られましたが、近年ではブランドや商業施設によって開始時期が分散する傾向にあります。

早いところでは6月中旬からプレセールや会員限定セールが始まり、7月に入ると本セール、そして8月にはファイナルセールやお盆セールへと移行していきます。

夏セールの特徴は、冬セールに比べて単価の低い商品が中心となることです。

そのため、お客様一人あたりの購入点数が多くなる傾向があります。

「まとめ買い」を推奨する接客や、コーディネートでの提案が売り上げを伸ばす鍵となります。

また、夏物は商品の回転が速いため、在庫管理や品出しのスピードも求められます。

暑い中での接客となりますので、体調管理も重要な仕事の一部といえるでしょう。

冬セールの開催時期と特徴

冬セールは、新年を迎える1月1日または2日からスタートするのが一般的です。

百貨店やファッションビルでは「初売り」と合わせて大規模なセールが開催され、福袋の販売なども行われます。

この時期は、一年の中で最も売り上げが見込める最大の商戦期です。

冬セールの主役は、コートやジャケット、ニットなどの重衣料です。

これらは夏物に比べて単価が高いため、割引率が高くなるとお客様のお得感も大きくなります。

「来年も着られるベーシックなコート」や「普段は手が出ない高品質なニット」などを探しているお客様が多く見られます。

スケジュールとしては、年明けの初売りからスタートし、1月中旬から下旬にかけて再値下げ(モアセール)が行われます。

そして2月に入ると、冬物の最終処分セールと並行して、少しずつ春物の新作が店頭に並び始めます。

冬のセール期間は、年末年始の休暇と重なるため、普段はあまり買い物をされないお客様や、帰省中のご家族連れなど、幅広い層のお客様が来店されます。

そのため、いつも以上に丁寧でわかりやすい説明や、ギフト需要への対応など、臨機応変な接客スキルが求められます。

月別で見る年間のセールカレンダー

二大セール以外にも、アパレル業界には年間を通して様々なセールやイベントが存在します。

販売員として働く上では、これらの細かいスケジュールを把握し、先回りして準備をすることが大切です。

ここでは、月ごとのセール動向を詳しく見ていきましょう。

1月のセール動向

1月は冬のセール本番です。元旦や2日から初売りが始まり、福袋の販売や目玉商品の提供で店内は一年で最も混雑します。

中旬以降は「クリアランスセール」や「モアセール」と銘打ち、割引率をさらに高めて冬物の在庫消化を図ります。

この時期は、接客のスピードと正確さ、そして体力勝負となります。

月末になると、感度の高いお客様向けに春の新作が少しずつ入荷し始めます。

2月のセール動向

2月は冬セールの最終段階、いわゆる「ファイナルセール」の時期です。

冬物は底値となり、最大で80%オフや90%オフといった破格の値段がつくこともあります。

しかし、お客様の関心は徐々に春物へと移り変わっていきます。

販売員としては、セール品を売り切りつつ、春の新作の魅力を伝えていく「端境期(はざかいき)」の接客スキルが試される時期でもあります。

3月のセール動向

3月は新生活に向けた需要が高まる時期です。大規模な値下げセールは少ないですが、学生向けの「フレッシャーズフェア」や、春の新作を対象としたキャンペーンなどが行われます。

また、決算月を迎える企業が多いため、月末には在庫調整のための限定的なセールが行われることもあります。

基本的にはプロパー(定価)商品で売り上げを作る大切な月です。

4月のセール動向

4月も基本的にはプロパー販売が中心ですが、ゴールデンウィーク(GW)に向けた準備が始まります。

月末からのGW期間に合わせて、「GWセール」や「スプリングフェア」が開催されます。

この時期は気候も良く、外出する人が増えるため、春物アイテムの需要がピークを迎えます。

5月のセール動向

5月は前半がGW商戦の山場となります。

連休中は多くの来店客が見込めるため、セット販売やノベルティフェアなどで客単価アップを狙います。

GW明けからは、梅雨入りを意識したレイングッズの展開や、初夏に向けたアイテムの提案が始まります。

一部のブランドでは、会員向けのシークレットセールなどを開催して、中だるみを防ぐ工夫をすることもあります。

6月のセール動向

6月は夏セールのプレ期間です。中旬頃から顧客向けのプレセールが始まり、下旬には一部の商業施設で本セールがスタートします。

ボーナス商戦とも重なるため、お財布の紐が緩みやすい時期です。お客様にセールの情報をいち早くお届けし、来店を促すアプローチが重要になります。

7月のセール動向

7月は夏セールの本番です。

上旬から中旬にかけてがピークとなり、店内は夏物を求めるお客様で溢れかえります。

商品の回転が早いため、品出しや整理整頓に追われることになります。

また、この時期から秋物の新作情報も少しずつ入ってくるため、先を見越した情報収集も欠かせません。

8月のセール動向

8月は夏セールの最終処分と、秋物の立ち上がりが混在する時期です。

「晩夏セール」として夏物を売り切る一方で、お盆を過ぎたあたりから店内のディスプレイは秋色へと変化していきます。

まだ暑さは厳しいですが、ファッション感度の高いお客様は秋物をチェックし始めます。

セール品と新作をうまく組み合わせたコーディネート提案が求められます。

9月のセール動向

9月はシルバーウィークなどの連休に合わせて、秋のフェアが開催されます。

本格的なセール時期ではありませんが、気温の変化に合わせて羽織りものや長袖のカットソーなどが動きます。

また、前年の在庫を持ち越している場合などは、アウトレット的な小規模セールを行うこともあります。

10月のセール動向

10月は秋本番となり、単価の高いアウターやニットが動き始めます。

ハロウィンイベントに合わせたキャンペーンを行う店舗も増えています。

基本的には定価でしっかりと商品を売る時期ですが、月末には次の大きな商戦に向けた準備が始まります。

11月のセール動向

11月は近年、大きな変化が見られる月です。

以前は静かな月でしたが、「ブラックフライデー」の定着により、大規模なセールイベントが開催されるようになりました。

11月下旬のブラックフライデーは、冬セールへの前哨戦として非常に重要視されています。

クリスマスギフトの下見をされるお客様も増え始めます。

12月のセール動向

12月はクリスマス商戦と歳末セールが行われます。

ギフト需要が最高潮に達するため、ラッピング業務が増加します。

中旬からは会員向けのプレセールが始まり、年末にはカウントダウンセールなどで一年を締めくくります。

そして、年明けの初売りに向けた準備で、バックヤードは大忙しとなります。

アパレル業界のシーズンカレンダーもチェック

変わりゆくセール事情とトレンド

アパレル業界のセール事情は、時代とともに変化しています。

以前のような「一斉スタート」のスタイルから、より多様で戦略的なセール形態へと移行しています。

販売員として働く上でも、こうした業界のトレンドを理解しておくことは非常に有益です。

ブラックフライデーの台頭

ここ数年で最も大きな変化といえば、11月の「ブラックフライデー」の定着でしょう。

元々はアメリカの文化ですが、日本でもイオンなどの大手流通グループが導入したことをきっかけに、アパレル業界全体に広がりました。

この時期は、冬のボーナス前で消費意欲が高まるタイミングとも重なります。

また、1月のセールを待たずに冬物を安く購入できるため、お客様にとってもメリットが大きいイベントです。

販売側としては、1月のセール一極集中を避けることで、売り上げの分散化や在庫の早期消化が可能になるという利点があります。

ブラックフライデーは、今や第三のセール商戦として確固たる地位を築いています。

ECサイトと実店舗の連動

オンラインショッピング(EC)の普及も、セールのあり方を大きく変えました。

多くのブランドが自社のECサイトやZOZOTOWNなどのモールに出店しており、実店舗とECサイトでセールを連動させる動きが一般的になっています。

例えば、ECサイトで先行セールを行い、その後に実店舗でセールを開始するといったケースや、逆に実店舗に来店したお客様にECで使えるクーポンを配布するといったO2O(Online to Offline)施策も増えています。

販売員には、実店舗の在庫だけでなく、ECサイトの在庫状況やキャンペーン情報も把握しておくことが求められます。

「店頭にはないけれど、Webなら在庫がありますよ」といった案内ができるかどうかが、売り上げを左右することもあります。

セール時期の前倒しと分散化

かつては百貨店協会の主導などで、セール開始日が厳密に決められていた時代もありました。

しかし現在は、ブランドや商業施設がそれぞれの戦略に基づいてスケジュールを決定しています。

その結果、セールの開始時期が全体的に前倒しになる傾向が見られます。

早ければシーズンの最中にセールが始まることもあり、「プロパーで買った直後に値下げされた」というお客様の不満を招くリスクもあります。

そのため、最近ではあえてセール時期を遅らせたり、セールを行わずに定価での販売を維持するブランドも出てきています。

安易な値下げ競争から脱却し、ブランドの価値を守ろうとする動きも見逃せません。

販売員にとっての「セール」とは

ここまではセールのスケジュールや仕組みについて解説してきましたが、実際に現場で働く販売員にとって、セール期間はどのような意味を持つのでしょうか。

華やかな売り場の裏側にある、リアルな仕事内容や心構えについてお話しします。

体力と精神力の勝負

セール期間中は、とにかく体力を使います。

普段よりも長時間立ちっぱなしで動き回り、大きな声でお客様を呼び込み(声出し)、重い商品を運び、レジを打ち続けます。

休憩時間も普段より短縮されたり、交代制で慌ただしく食事を摂ったりすることもあります。

また、混雑する店内では、お客様同士のトラブルや商品の破損、レジ待ちの列への不満など、様々な問題が発生しやすくなります。

どのような状況でも笑顔を絶やさず、冷静に対応する精神力が求められます。

足のむくみや喉の痛みなど、身体的なケアも欠かせません。

チームワークが試される時

セールは個人の力だけでは乗り切れません。スタッフ全員のチームワークが何よりも重要になります。

「レジが混んできたからフォローに入ろう」「品出しは私がやるから接客をお願い」といった、阿吽の呼吸での連携が必要です。

忙しい時こそ、スタッフ同士の声掛けや励まし合いが大切です。

全員で目標予算を達成した時の喜びや、無事にセール期間を乗り切った時の達成感は、何物にも代えがたい経験となります。

この時期に培った絆は、その後の店舗運営においても大きな財産となります。

スキルアップの絶好の機会

セール期間は、短期間で圧倒的な数のお客様と接することができるため、経験値を積むには最適な環境です。

スピーディーな商品のたたみ方、効率的な動線の確保、お客様の要望を瞬時に汲み取る観察力など、販売員としての基礎体力が鍛えられます。

また、普段は接することのない層のお客様も来店されるため、幅広い客層への対応力を身につけることができます。

「忙しいから雑になる」のではなく、「忙しい中でも質を落とさない工夫」をすることで、プロフェッショナルとしての実力が磨かれていきます。

セール期間を乗り切るための準備とコツ

セール期間をただ辛いだけのものにしないためには、事前の準備と心構えが大切です。

ここでは、現役の販売員も実践している、セールを乗り切るための具体的なコツをいくつかご紹介します。

事前のシミュレーションと売り場作り

セールが始まる前に、スタッフ全員でオペレーションの確認を行います。

レジの並ばせ方、袋詰めの手順、休憩の回し方など、具体的なシミュレーションをしておくことで、当日の混乱を防ぐことができます。

また、売り場作り(レイアウト)も重要です。お客様が手に取りやすく、かつ乱れてもすぐに直せるような陳列を心がけます。

売れ筋商品は目立つ場所に配置し、サイズ別に整理しておくなど、お客様がセルフで選びやすい環境を作ることも、接客の負担を減らすポイントです。

身だしなみと体調管理

忙しいからといって、身だしなみをおろそかにしてはいけません。

セール期間中も、販売員はブランドの顔です。動きやすい服装であることは大切ですが、清潔感やおしゃれ心を忘れないようにしましょう。

お客様は、素敵な販売員から商品を買いたいと思うものです。

そして何より大切なのが体調管理です。セール前は十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

喉を痛めないように水分補給をこまめに行ったり、足の疲れを取るために着圧ソックスを活用したりするのもおすすめです。

自分の体を大切にすることが、良いパフォーマンスに繋がります。

気持ちの切り替え

セール期間中は、どうしてもミスが起きたり、お客様から厳しい言葉をいただいたりすることもあります。

しかし、いつまでも落ち込んでいる暇はありません。「次のお客様を笑顔で迎えよう」と、気持ちをすぐに切り替えることが大切です。

ミスをした時は素直に謝り、同じ失敗を繰り返さないように対策を考えます。

そして、良かったことや嬉しかったことに目を向けるようにしましょう。

「お客様に『ありがとう』と言われた」「予算を達成できた」といった小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持することができます。

採用面接でアピールできる「セール経験」

もしあなたがこれからアパレル販売の仕事を探しているなら、セール時期の入社は少しハードルが高いと感じるかもしれません。

しかし、逆に言えば、この時期に現場を知ることは大きな強みになります。

未経験の方であれば、セール期間の短期アルバイトから始めてみるのも一つの手です。

短期スタッフとして現場の雰囲気を肌で感じ、「自分に合っているか」を確認することができます。

そこで適性があると判断されれば、長期雇用に繋がるケースも少なくありません。

経験者の方であれば、過去のセールでの実績やエピソードは、面接での強力なアピール材料になります。

「どれくらいの規模の店舗で、どのような役割を担ったか」「売り上げ目標に対してどのように貢献したか」「トラブルにどう対処したか」などを具体的に話せるようにしておきましょう。

企業は、繁忙期に即戦力として活躍できる人材を求めています。

まとめ

アパレルのセール時期は、夏と冬の二大セールを中心に、年間を通して様々なイベントが目白押しです。

販売員にとって、セール期間は体力・気力を消耗する大変な時期ではありますが、それ以上にお客様の喜びをダイレクトに感じられる、やりがいのある時間でもあります。

業界のトレンドやスケジュールの変化を敏感に察知し、しっかりと準備をして臨めば、セールはあなたを大きく成長させてくれるはずです。

これからアパレル業界を目指す方も、すでに働いている方も、セールの時期を味方につけて、素敵な販売員ライフを送ってください。

東商株式会社では、アパレル業界に特化した人材紹介を行っております。
「自分に合ったブランドで働きたい」
「販売員としてもっとスキルアップしたい」
「セール時期も含めて、働き方を相談したい」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ私たちにご相談ください。

業界出身のコーディネーターが、あなたの希望に寄り添い、最適なキャリアプランをご提案させていただきます。

登録は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。あなたの新しい一歩を、東商が全力でサポートいたします。

最新情報
高時給!短期のお仕事
2025年11月18日
content_bottom
WEB登録

東京のマネキン紹介所

東京のマネキン紹介所

勤務地からお仕事を探す

やりたい仕事が決まっている方は、「勤務地」や「アイテム」からお仕事を探して応募してください!

アイテムからお仕事を探す

詳細検索はこちら

会社案内

東商株式会社
東商株式会社
〒104-0031
東京都中央区京橋2丁目5−21
京橋NSビル4階
TEL:03-3562-5601
営業時間:平日9時30分~18時30分

地図はこちら

  • 東商が選ばれる理由
  • お仕事紹介の流れ
  • 先輩スタッフの声
  • 当社のご案内
  • WEB面談
  • 短期・単発の求人
  • アパレル業界の歩き方をアドバイス
  • スタッフブログ
  • 販売スタッフの1日
XFacebook
ページの先頭へ