アパレル販売員は気を付けて! ショップ店員のNG接客
こんにちは!アパレル・スイーツ販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
たまたま立ち寄ったアパレルショップ。
お店に足を踏み入れたとたん、あまりの接客攻撃に居心地が悪くなり、目的の商品を見つけることなく逃げ帰ってしまった!
このような経験はしたくないものです。
そして私たちアパレル販売員は、お客さまを嫌な気持ちにさせないためにも、アパレル店員のNG接客を知っておきましょう。
お店に入る前からロックオンしている
アパレルショップの前を通りながら、店内の商品やディスプレイを見ていると、お店の販売員と目が合ったとしたら、少し気まずい気持ちになるもの。
プロのアパレル販売員は入店されたお客さまはもちろんのこと、通路を通るお客さまの存在も把握しています。
ですが、お客さまが見られていることを感じない所作を徹底しているのです。
お店に入ったとたん急接近する
お店に入るやいなや、「いらっしゃいませ~!どうぞご覧くださいませ~!」といった定番フレーズを言いながら至近距離まで近づかれると、どのようなお客さまでも警戒してしまいます。
明らかに接客体制に入っているのがわかるような行動は、絶対に避けなくてはいけません。
『接客したい!』・『接客しなければ!』という考えは、お店側の都合。
あいさつや声がけのタイミング、立ち位置、トークの間(ま)など、接客にはあらゆるプロセスの調整が必要です。
これはNG!追跡接客
追跡接客とは、きちんとした接客をしないままお客さまのあとをついて回ることをさします。
アパレルショップでの買いものに慣れていない方、接客されたくないお客さまはとくに、このような追跡接客を不快に感じています。
お客さまから「少し見せてください」と言われたときや、ファーストアプローチとセカンドアプローチの合間には、追跡接客ではなく動的待機が必須。
商品をたたみ直したりハンガーラックを整えたり、商品整理をしながら時おり目をやるくらいがベスト。
具体的には、ほどよく距離を保ちながら、お客さまが声をかけやすい位置で動的待機を行うイメージです。
手に取るすべての商品について説明する
「そちらは○○というブランドとのコラボ商品です」
「そちらは昨日入荷したばかりの新作で~」
「そちらはスタッフに人気の商品でわたしも買いました!」
など、商品を手に取るたびにあれこれと説明されると、「ゆっくり見たいのに……」と、お客さまは不快な気持ちに。
ファーストアプローチや商品説明にも、話すタイミングやスピード、声のトーンにも調整が必要です。
お客さまのタイプやテンションを理解して、すんなりと聞き入れていただけるプロセスと接客トークを学ぶのが先決といえるでしょう。
やたらと試着をすすめる
商品を手に取ったり立ち止まってながめているだけで、「よろしければご試着してみませんか?」という販売員もよく見かけます。
試着をする動機づけのないうちに何度も試着をすすめられたお客さまは、「売りつけられる!」と感じてしまいます。
お客さまが試着をしてみようと考えるまでには、商品のデザインや色のバリエーション、展開サイズ、素材の特性などの商品情報を得られることが大前提。
そして、それらの情報を知ったうえで、ご本人が探されているものと一致するかを確認するためにご試着されます。
「かわいいですよね」しか言わない
「その商品、すごくかわいいですよね~!」
「それは色もかわいいです!」
「そちらはデザインのかわいさが人気です」
試着室から出てきたときにも「かわいいですね!」
というように、接客中に何度も「かわいい」を連呼するアパレル店員がたくさんいるのが現状。
「かわいい」という言葉は、色やデザインがおしゃれ・トレンド感があるなど、ポジティブな意味の総称として使われていますが、このフレーズが通用するのはある一定の年代まで。
また、多用しすぎると説得力もなくなってしまいます。
抽象的な表現はとくに、お客さまとのコミュニケーションを重ねてから使用するのが最適。
『かわいい』という言葉は、接客用語として認識しないほうがよいのかもしれません。
ショップ店員同士が雑談に夢中
これは接客ではありませんが、スタッフ同士でおしゃべりに夢中になり、お客さまがいらしたことに気付かないケースも。
大声で談笑したり手を叩きながら笑っているなど、その様子を見ただけで不快な気持ちになり、帰ってしまうお客さまもたくさんいらっしゃいます。
スタッフ同士の適度な会話はお店の雰囲気を明るくしたり、店内の空気を動かすメリットもありますが、雑談はあくまでも短時間に。
業務にまつわる会話をする際でも周囲に目を配り、店内の状況を常に把握する心がけを。
アパレル販売員として、おもてなしの心を忘れずに
アパレル販売員の仕事は、来店されたお客さまを接客しお買い上げいただくこと。
ですが、お客さまの意に沿わない言動は絶対に避けなければいけません。
そして、お客さまのなかには接客されたくないと考える方が多くいることも理解して。
空気を読み、お客さまに合わせた柔軟な接客対応こそが、アパレルショップに必要なおもてなしなのではないでしょうか。
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