営業再開後のアパレルショップ向け 売れるお店づくりと接客スキル
こんにちは!アパレル・スイーツ販売のお仕事をご紹介している東商のブログ担当です!
百貨店やアパレルショップの休業と営業時間短縮、外出自粛、新しい生活様式など、思うように出かけられない期間が続きました。
このような状況が長引くほど、お店に出向いて買いものをしたい気持ちが強くなるもの。
そこで今回は、久しぶりにアパレルショップで買いものされるお客さま向けのお店づくり、そして接客のコツを解説していきます。
ゆとりのある導線スペース
アパレルショップでは、お客さまがスムーズに入店し回遊できる導線が考慮されています。
通常は、店の入口付近のVP~傾斜ラックと連動したPP~関連性のあるアイテムでカテゴライズされたIPを利用して、お客さまに足を止めていただき、購入へとつながる『きっかけ』を店内の数ヶ所に仕掛けていきます。
本来であれば、『客だまり=活気=新規客の入店促進』という相乗効果の図式が成り立ちますが、外出自粛緩和後の営業再開時にはソーシャルディスタンスを視野に入れた導線づくりが必須。
客だまりができる場所は、2~3名のお客さまが足を止めてもある程度の距離を保てる配置を維持しなくてはいけません。
充実した品ぞろえ
外出自粛や休業などの要請が緩和されたときには、営業再開を心待ちにしていた多くのお客さまがアパレルショップに出向くことが考えられます。
そして、そのお客さまのニーズは二分される可能性が高いといえそうです。
実店舗の営業再開を待ち望んでいたお客さまは、4月前後に展開される春商材を求めて来店されます。
自宅で過ごす間にオンラインショップを頻繫に利用していた方は、夏に使える初夏アイテムが目的。
このようなニーズをキャッチするには、半袖Tシャツや夏素材アイテムだけではなく、裏地なしアウターや七分袖トップス、パーカー、カーディガンといった春商材もおさえておきましょう。
春のお出かけを想定したレイアウト構成
気温が上昇しはじめる春先やGWなど、本来であればお出かけを楽しめるはずの時期にステイホームを余儀なくされていましたよね。
このような状況を踏まえ、お出かけシーンを連想できるレイアウト構成が必須。
・ランチ
ランチシーンを演出する場合は、明るい色のツインニットやカットソー、シャツブラウス、テーパードパンツ、セミフレアスカートなど、さわやかでほどよく女性らしいデザインで構成を。
・ディナー
ディナー向けでは、ポリエステル素材や光沢素材、フリルデザイン、ビジューボタンなど、デザイン性の高いアイテムが最適。
リッチや華やかといったイメージに直結する商材を中心に打ち出して。
・スポーツ観戦
スポーツ観戦をテーマしたスペースには、ロゴTシャツやパーカー、スウェットアイテム、デニム、キャップ、スニーカーなど、スポーティーアイテムを集約して打ち出しましょう。
・飲み会
営業を再開したアパレルショップには、友人との集まりや飲み会ニーズの増加が見込まれます。
カラーバリエーション豊富なカットソーやブラウス、トレンドアイテムなど、色やデザインにアクセントのあるカテゴライズがベスト。
・デート
ワンピースやツインニット、ブラウス、フレアスカートなど、女性らしさやかわいらしさを感じるアイテムは、デートニーズにぴったりです。
安心と納得につながる接客トーク
オンラインショップは手軽さと利便性の高さが最大のメリットですが、サイズ・素材・カラーに対する疑問を解決しにくいといったデメリットもあります。
そんなデメリットを体感しているお客さまには、安心と納得につながるトークが必要不可欠。
サイズと素材の特性、着心地、シルエット、レングス、カラーバリエーション、デザインの特徴など、お客さまへの聞き出しを交えながら商品説明をていねいに行う接客プロセスが大切です。
買いたくなるBGM
お客さまの購買意欲は、お店でかけるBGMによって左右されます。
ブランドイメージやコンセプト、所属する商業施設によってBGMの傾向は異なりますが、ショッピングが楽しめる選曲を心がけて。
アップテンポなハウスやディスコミュージック、最新のクラブミュージックなど、聴いているだけでワクワクするジャンルを選びましょう。
心に残るお見送り
お買い上げいただいたお客さまのお見送りは、ごく当たり前の接客プロセスのひとつ。
ですが、久しぶりに買いものをされたお客さまのほとんどが、実店舗の接客価値をより高く感じていただけるに違いありません。
自店でお買い上げくださったことだけではなく、わざわざご来店いただいたこと、お客さまに出会えたこと、ご自身のことを話していただいたことなど。
お見送りには必ず、感謝の気持ちを言葉にして伝えてくださいね。
アパレルショップ営業再開は大きなチャンス!
アパレルショップの営業再開は、オンラインショップに流れたお客さまを取り戻す最大のチャンスといえます。
導線の確保と商品の充実化、ニーズにマッチする打ち出し、そしてお客さま心理に寄り添った接客。
すべての取り組みを誠心誠意行い、顧客満足度を大きく高めましょう!
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